久しぶりに続きを書きます。
結局、再計量で失格・・・。ベスト4の試合には出れないということで、宿舎に戻りました。
宿舎で見知らぬおじさんから貰った「イチゴ」を部員と山分けしているときに
監督があらわれ、山田にこう告げたのです・・・・・。
監督 「山田、明日の試合出れるから準備しとけ!」
山田 「えっー?出れるんですか?」
監督 「運がよかたい!準決勝のお前の相手も再計量で失格して、連盟で協議した結果、試合をさせ ようということになったったい。その代り、もし、その試合に勝っても決勝戦はなかたい・・・。お前 たちの試合は3位決定戦たい。」
山田 「ラッキー(笑)」
とのこと。
この九州大会は3月の全国選抜大会の予選もかねていました。各階級3位までの選手が全国選抜大会の切符を手にすることができるのです!
その夜、気合いが入ったのかどうか、解りませんが、食べる食べる・・・。寝るまで食べてました(笑)
で、翌日・・・・・。目が覚めているのに、目が開きません・・・体も重いし、自分の体ではないようです。
なんとか起きて洗面台の鏡をのぞいてみると・・・・・・・・アンパンマンになってました!!!
「ぎょぎょーーーー?むくみすぎ!!??」
体重を量ってみると・・・・57キロ・・・(泣)そりゃーむくみますよね(笑)けど、朝食はしっかり食べました。
試合会場ではすでに各階級ベスト4に残った選手がアップ中。山田もアップ開始です。「よっらしょ・・・」てな感じで(笑)
この日、最初の試合が山田達でした。重たい体を引きずりながら、いざ試合へ。
結果は・・・・・勝っちゃいました(笑)
※自慢みたいですみません・・・。そんなつもりじゃないですが(笑)計量、失敗してるし。
選抜大会出場決定です。その日、両親が試合を見に来てくれてました。両親で山田の試合を見たのは最初で最後だったでしょう。
試合を終え、翌日は学校です。登校しホームルームが始まり、先生が話しながら山田の
顔をちょくちょく見るのです・・・ホームルームが終わって、先生に話しかけられました。
「山田、顔腫れてないか? 保健室に行ってこい」
確かにむくれてはいますが・・・まーいいか。保健室へ向かうことに。
保健室の先生も顔を見るなり、「んんっ?」て表情を。する先生は電話をし始めました。数分後、保健室へ監督と教頭先生が来たのです。
保 「山田君、おたふくかぜした??」
山 「わかりません?」
保 「すぐにお家に電話して」
山 「わかりました」電話したのですが「家に誰もいません」
保 「すぐに病院に行きなさい。検査してもらいなさい!おたふくかぜだったら大変だから」
山 「わかりました。」
ラッキーって思いながら下校。とりあえず掛かりつけの病院で検査をすることに。検査結果は明日ということでそのまま帰宅。翌日、検査の結果を聞きに再び病院へ。
ドクター 「おたふく風邪ではないですが、肝臓の数値が異常に高いです。入院して下さい」
山田 「えーーーーっ? 別に体調悪くないですよ。元気ですよ! 来月、試合もあるし・・・」
ドクター 「試合?減量?無理ですね。入院して下さい。」
山田 「そんなー・・・。わかりました。けど、入院は勘弁して下さい(泣)」
ドクター 「んーーーん・・・。わかりました。では家で絶対安静ですよ。定期的に通院して下さい」
山田 「ありがとうございます・・・」
結局、2週間、家で安静にすることに・・・。ぜんぜん元気なですけど・・・(笑) ですが、顔はむくれ、手の甲・足の甲も腫れたようになっていたし、肌・白眼が黄色ぽくなっていました。
原因は、過度の疲労によるものと、減量による栄養不足が内臓に負担をかけ
悲鳴を上げたみたいです。
ですが、2週間絶対安静ということは・・・1ヶ月後の選抜大会は・・・?
山田は出る気まんまん!!
家出の安静中、午前はジャージを着こんでランニングし食事制限をしていました。
もちろん監督、ドクターには内緒です(笑)
ある日、午前中のランニングが終わって家に帰ると・・・・・・・玄関の前に・・・・・・監督が!?
監 「おまえは、なんばしよっとかーーーー!(怒)
山 「全国大会にむけて、減量です・・・。」
三者面談のスタートです。
ここのやり取りは話が長くなりますので省略・・・。
結局、全国大会は 「欠場」
残念でした・・・(泣)
今考えたら、あそこで無理していて、取り返しのつかない事になったかも知れません。
1ヶ月弱、体もよくなり肝臓の数値も落ち着きました。
全国大会も終わっていてその結果を雑誌を通して見ることができました。
山田の一回戦の相手は群馬県の選手でした・・・・・・・優勝してました(驚)
全国一の経験がある選手でした。
山田 「出なくて良かったかも・・・。」
お
しまい、おしまい・・・(笑)
ですが、面白いものですよね。この群馬県の選手とは数ヶ月後、対戦することに・・・。
国体の決勝戦です!
因縁があったのかも(笑)
結局は負けたんですけどね(笑)
結局何が言いたいのか・・・・・人間、頑張って、努力すれば、神様がご褒美をくれるということです。
または、思いが叶わなく、我慢しないといけない事は多々あるということです。
山田も全国大会に出れなかったのは「自分」のせいです。
自分のことだからこそ、我慢しないといけないのです。
けど、神様はみてますよ・・・。
学生さんも自信をもち、自分のために、周りのために確な自己選択を行ってほしいと思います。
うまくいく、うまくいかないもあるでしょうが、まずは行動・経験してみることだと思います。
失敗を恐れず、前を向く・・・愚痴を言ったり、下を向いてもプラスにはなりません!
向かう目線は前だけです!!